~全身をめぐる流動ポンプの駆動~
健康とは、単に病気でない状態を指すのではありません。全身を流れる「気・血・水」が、よどみなく循環し続けている状態こそが「元気」の正体です。 WAJU(和重)は、この循環を司る二つの臓器を、エネルギーの発生源である**「原子炉」と、それを分配する「送電所」**に例えています。
■ 内臓代謝を促す「原子炉(心臓)」と「送電所(横隔膜)」
私たちは恒温動物であり、深部体温が約37℃に保たれたとき、内臓は最も高いパフォーマンスを発揮します。
- 心臓(原子炉): 絶え間ない鼓動によって、生命の熱エネルギーを発生させます。
- 横隔膜(送電所): 心臓が生み出した熱を、その直下にある肝臓、胃、腎臓などの臓器へ、体液の「波動」として送り届けます。

横隔膜がダイナミックに上下することで、内臓は熱を受け取り、消化・代謝・排泄という極めて重要な任務を遂行できるのです。「動きこそ命」。心臓の鼓動と横隔膜の波動が共鳴したとき、私たちの「気・血・水」は力強く巡り始めます。
■ 横隔膜にある「三つの穴」と循環の秘密
横隔膜は単なる仕切りではありません。そこには全身を支えるライフラインを通すための「3つの重要な穴」が開いています。

- 食道裂孔(しょくどうれっこう): 胃へと続く食道の通り道。ここが緊張し固まると「逆流性食道炎」の一因となります。WAJUでは顎関節調整を併用し、迷走神経の根元からこの緊張を解放します。
- 静脈管の孔: 下半身の血液を心臓へ戻す「還流」のルート。
- 大動脈・リンパ管の孔: 全身の「下水道」とも言えるリンパのメインルート(胸管)が通ります。
横隔膜は、日夜上下することで腹圧を変化させ、重力に逆らって下半身の血液やリンパ液を吸い上げる**「強力な汲み上げポンプ」**なのです。
■ リンパ循環のミステリー:左と右の役割
リンパ系は、老廃物やウイルスを処理する「免疫の関所」です。WAJUでは、左右のリンパルートの役割を明確に区別し、アプローチを変えています。
【左リンパ系】全身の3/4を担う「脂質代謝」の道

両脚から腹部の奥にある人体最大のリンパ節**「乳び槽(にゅうびそう)」**へと集まるルートです。小腸で吸収された脂質の80〜90%がここを通ります。

上図-大動脈裂孔から下に出てるシシトウの様な管が「乳び槽」:大きくなるとソフトボール大にもなる
WAJUの視点: 質の悪い脂の過剰摂取は、乳び槽での免疫暴走(炎症)を招き、アレルギーや自己免疫疾患の引き金になると考えています。五十肩や手の痺れが、横隔膜を整える「ぷるタッチ反射術」で劇的に改善するのは、この左リンパ循環が正常化し、組織の炎症が引く証左です。
【右リンパ系】肝臓のための「専用・廃液ルート」

右上半身のみを担当するこのルートは、**「巨大な化学工場である肝臓」**の廃液処理を専門に担っているとWAJUは定義しています。

WAJUの対応策: 右側の不調に対しては、横隔膜調整に加え、右わき腹(季肋部)への軽微な刺激で「気」を流す**「呼気流術」**を施し、肝臓のデトックス機能を直接的にサポートします。
結びに代えて:横隔膜を整え、「元気」を導く
漢方でいう「気・血・水」の滞りこそが未病の正体。 WAJU(和重)は、それらを現代生理学に基づき以下のように定義しています。
- 『気』= エネルギー代謝系(自律神経)
- 『血』= 血液・内分泌循環系
- 『水』= 体液・リンパ循環系
これらすべてを司る中心地が「横隔膜」です。 心臓の「鼓動」を助け、横隔膜の「波動」を全身の隅々まで届ける。下肢から体幹深部の汲み上げポンプとしてリンパの「循環」を促す。この**生体インフラ**の整備こそが、あなたを真の健康(元気)へと導く最短の道なのです。



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