姿勢を支えるのは「無意識のスイッチ」
私たちの筋肉には、2つの役割があります。それは、関節や背骨を**「動かす」ことと、姿勢を「支える」**ことです。
「動かす」ときは常に意識が働いていますが、「支える」ときは意識のスイッチがOFFの状態。つまり、無意識の状態でもその仕事(姿勢維持)を継続できるのが本来の姿です。
たとえば、揺れる電車やバスの中でも、何気なく立ち続けていられるのはなぜでしょうか?
それは、骨格筋に**「反射」**というオートマチックな神経機構が備わっているからです。
姿勢の崩れは、体幹の「支える力」のアンバランス
私たちの体は、頭、腕、脚を支える「胴体(体幹)」が土台です。体幹はすべての動きの要であり、重心を通すための柱です。
「姿勢が崩れる・歪む」ということは、この体幹の「支える力」がアンバランスになっているというサイン。
しかし、姿勢を正すために背中を強く押したり、揉んだり、捻ったりしても、根本的な解決には至りません。なぜなら、姿勢を支える本丸は、より深い場所にある**「体幹深層筋(インナーマッスル)」**だからです。
なぜ「引く」だけで体幹が変わるのか?
では、どうすれば深層筋にアプローチできるのでしょうか。
その答えが、**「反射神経の駆動」**です。
大きく動く腕や脚から、他動的なストレッチ(引く力)を加えることで、神経を介して体幹の深部まで刺激を届けます。この「反射」という生理現象を最大限に活用したのが、独自のメソッド**「ぷるタッチ反射術」**です。
ぷるタッチ反射術の「反射」とは?
無意識の防衛・維持反応
熱いものに触れたときにパッと手を引く、あるいは無意識に姿勢を保つ。こうした脊髄や自律神経による反応を「反射」と呼びます。
なかでも、運動神経が関与する**「固有反射(姿勢反射)」**が、姿勢矯正の大きな鍵となります。
人間にしかできない「絶妙なコントロール」
バレリーナがつま先立ちで華麗に踊れるのは、建物のような「硬い耐震構造」ではなく、神経と筋肉が瞬時に連絡を取り合う「柔軟な運動制御」があるからです。

これを可能にしているのが、筋肉の中に埋め込まれた**「筋紡錘(きんぼうすい)」**という高精度なセンサーです。

センサーは「張力(引っぱる力)」にしか反応しない
「筋紡錘センサー」には、非常に重要な特性があります。
それは、**「押しても揉んでも反応せず、引っぱる力(張力)にのみ反応する」**という点です。
- 1の力で引けば、1の力で引き戻す。
- ゆっくり優しく引けば、優しく引き戻す。

この反応(反射)は瞬時に脊髄全体へ伝わります。足から膝、股関節、そして体幹、腕へと連鎖していくのです。
この「反射の連鎖」を治療に応用することで、揉んでも届かない深層筋にまで、正確なアプローチが可能になります。
独自の姿勢分析:3つの「水平ライン」を整える
和柔整体では、体を家屋に見立て、骨格構造を徹底的に分析します。

| 部位 | 役割 | チェックポイント |
| 頭蓋骨(耳ライン) | 屋根 | 顎関節の歪み、左右の傾き |
| 肋骨・背骨(肩ライン) | 梁(はり) | 肩の高さ、巻き肩の有無 |
| 骨盤(骨盤ライン) | 土台 | 腰・骨盤の傾き、脚の挙上 |
毎回、施術の前後で「視診(見た目)」と「動診(動きやすさ)」を行い、3つのラインが水平に整ったかどうか、貴方と一緒に成果を確認します。
「ぷるタッチ反射術」がもたらす未来
この施術は、単に姿勢を正すだけではありません。
- 姿勢矯正: 腕・脚・顎関節から反射を伝え、体幹の軸を正す。
- 理学アプローチ: 関節の可動域を広げ、痛みを取り除く。
さらに、東洋医学の**「気・血・水」の概念と、西洋医学の解剖生理学**を融合。
滞った循環を改善し、新陳代謝を促進することで、自律神経や内分泌バランスを整えます。
「姿勢が整う」ことは、**「自然治癒力が最大限に発揮される状態」**になること。
和柔整体が目指すのは、一時的な緩和ではなく、貴方が自ら健康になれる体づくりです。



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