『腰筋』が弱ると腎臓に負担が・・・

コロナ禍で衰えた筋肉Ⅳ 

るとない!

背もたれが無ければ座っていられない

運動不足”腰筋・・・

それは腎臓にも・・・

原因は腰骨を支える三大腰筋の弱り

座り過ぎで!

腰を支える六つの柱が弱っています。

上図ーMRI第三腰椎部の横断面図です

(図上が前部、図下が後部)

1.多裂筋

2.大腰筋

3.腰方形筋

が背骨(腰椎)を取り囲んでいるのが観察できます

腰椎⇒後の柱 1多裂筋 前の柱 2大腰筋

背骨を後で支える多裂筋

背骨を前で支える大腰筋

歩行にも大きく関与するマルチ機能筋です

ホームを参照ください

腰椎⇒横の柱 3腰方形筋

腰骨を横で支える腰方形筋

腰方形筋は

マイナーですが体幹支持重要筋

特に座り支えに働く

腎臓と2大腰筋・3腰方形筋

解剖学的に腎臓位置を観察する

2大腰筋は腎臓も支えてる!

大腰筋(体部)腎臓鎮座

3腰方形筋も腎臓を支えてる!

腰方形筋腎臓隣接

また

腰方形筋横隔膜

筋膜繋がっています

大腰筋も同じ

腎臓と腹膜

腹膜とは

内臓全体を覆い,包み保護する組織

しかし

腎臓だけが蚊帳の外

まとめ

今回は『腰筋』『腎臓』『腹膜』を解剖学的な観点で観察してみました。 

まず、

MRI画像図で腰筋(多裂筋・大腰筋・腰方形筋)が

背骨(腰椎)を前後左右に囲み,支えていることを観察しました。 

また、

腎臓の位置が大腰筋と腰方形筋に隣接している様子も観れました。 

腹膜は、

腹の空間を覆い包んで内臓を保護している膜ですが、

腎臓だけが

その保護膜の”蚊帳の外”に置かれていることも見て取れました。 

ここで疑問が湧きます。

腎臓って、

とても重要な内臓なのに何故ハミゴにされているのでしょう?

どうでもいいと思われているのでしょうか…??

いや、違います。その逆だと思います。

これは自説になりますが、

腎臓を腹腔の後外に置き

腰筋が腰骨(腰椎)を囲み支えているのと同じ目的で、

腰筋と背骨共々で腎臓を保護しているのだと思います。

この説なら

最重要な臓器である腎臓がこの位置にあることは納得できます。 

しかしリスクもあります。

重たいモノを持つとか、座り過ぎるなど

力学的,物理的負荷を腰筋や背骨(腰椎)に強いると

その悪影響は腎臓にも及んでしまいます。 

遊走腎(腎下垂)という疾病がありますが、

腰筋の疲弊による筋アンバランスが原因で

腎臓を定位置に支えられなくなって発症する疾患

と私は解釈しています。 

このように腰椎や腰筋の問題,不具合が

力学的ストレスというカタチで腎臓に悪影響を及ぼす事実があります。

そして、その逆に

腎臓に発生した問題,不具合が

腰筋や腰椎に悪影響を引き起こすことも考えられます。

結論&持論

腰骨のズレ(脊椎分離,スベリ症など)

腰骨の変性(椎間板ヘルニア・脊椎管狭窄症など)

腰筋のアンバランが原因! 

そして

腎臓にも一因がある!!

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