『痛み』は警告サインーその1ー

痛みは辛いもの,いやなモノ

しかし身体の何処かに問題があるから痛みが出ます

痛みについて

痛みは、

私たちの身体に異常が起こっていることを知らせる警告サインです

痛みだけを止める行為は

警報器のスイッチを切っただけのことで逆に危険なことです

何故痛いのか?その痛みは何処から発せられているのか!?

痛みの原因を知らないと対応,対処はできません

そこで

今回は痛みの本質,原因について説明します

痛みの種類

痛みには

大きく分けて3つの種類があります

『1急性痛』と

『2慢性痛』と

『3内臓が発する痛み』です

急性痛

外傷による急性痛

外傷(骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷・火傷など)によって

皮膚や筋組織,乃至は神経自体が傷つき、

その不具合問題を末梢神経受容器が

脳に情報伝播する生理的な痛みです。

その数時間後には患部が腫れ疼くような痛みがでます。

これは炎症反応

ヒスタミンやブラジキニンなどの炎症物質が発する痛みです。

細菌、ウイルス感染による急性痛

細菌、ウイルスが

喉、鼻、腸などの粘膜内に侵入した際に

その防御として

白血球等の免疫細胞が応答する

炎症反応の痛みです。

⇒炎症反応とは

損傷及び感染を修復乃至は防御する為に、

白血球やリンパ球の免疫細胞が

①疼き②腫れ③発赤③発熱を出す反応をいいます。

これは身体を守るための生理的反応であり

修繕しているからおとなしく安静にしときなさいや』と

行動にブレーキを掛ける防御反応です。 

慢性痛

急性痛の警告サインを無視し無理をする

乃至は

初期処置を見誤り怠ると

「①拗れた怪我」

或いは

「②感染症を拗らす」状態に移行します。

これが慢性痛となります。

「①拗れた怪我」の慢性痛

たとえば、

階段を踏み外して膝関節を捻挫した、

疼き,腫れが引いてから関節の’捻れ,くるい’を正す治療を怠り

痛み止め&ヒアルロン酸を注射して登山に出かけた…、、

その後,数ヶ月経っても、

階段の上り下りや膝を捻る動作時に発する痛みが治まらない…。

このような痛みが慢性痛です。

これは膝関節の”捻れ異常”を知らせる、

或いは膝関節に掛かる負担を軽減させる、

為に発する

警告防御サインとしての痛みです。

⇒膝関節の”捻れ異常”を正しく動くように矯正しないと慢性痛は発し続けます

「②拗れた感染症」の慢性痛

たとえば、

風邪を引き、発熱し,喉が腫れて疼きがあり咳がでる…、、

発熱と喉の腫れ(⇒炎症反応)が自然に治まる前に

熱冷まし&咳止め,痛み止めを薬局で買い服用して仕事に出た…、

しかし数週間経っても喉奥の痛みが抜けず乾いた咳が出る…

この状態の痛みが風邪を拗らせたため発する慢性痛です。

⇒これは風邪に罹患した初期対処が間違っていたために起こった状態で、

喘息などの慢性疾患に移行し生活の質を大きく低下させる可能性があります。

⇒対処法は自己の自然免疫を活性化させるしかありません 

それは深部体温を36.5~37°Cに上げる運動と食事をすることです。

⇒コロナやインフルエンザ罹患後遺症の対処も深部体温を上げる運動と食事しかありません。

内臓が発する痛み

内臓自体

病変や疲労などの不具合を知らせる警告サインの痛みを発します

五臓六腑の腑である胃,腸は

外壁が筋肉で構成され蠕動運動をします

この筋が引き攣る,痙攣すると痛みを発し知らせます

また

胃,腸に潰瘍などで炎症が起こっても痛みが出ます

実質臓器である五臓『心臓、腎臓、肝臓、膵臓、脾臓』は

沈黙の臓器といわれています。

しかし自律神経が関与し

体表の皮膚や骨格筋に警告サインの痛みを発する機構があります

これを内臓体性反射といいます。 

この内臓体性反射は

【「痛み」は警告サイン その2~】で詳しく解説します。

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