痛みは警告サインーその2ー

【内臓体性反射ー総論】

内臓体性反射って?

一言でいうと

内臓が発する防御ー警告システムです

五臓六腑の五臓(心臓、腎臓、肝臓、膵臓、脾臓)自体は

沈黙の臓器と言われていて痛みを感じません

しかし、体は巧くできていて

体表の皮膚”や”関連の筋肉”に痛みや懲りを発して

警告する機構があります

この機構を内臓体性反射といいます

漢方(中国から伝来した医術)では

昔からこの機構による痛み信号を察知し

医術に利用してきました

内臓体性反射は自律神経反応

下図は内臓体性反射の図です

体表の皮膚に痛みor懲りor痺れor怠さ等

の信号がでます

たとえば

心臓』に負担が掛かると「赤部=左胸~左腕内~小指」

肝臓・胆のう』は「橙色=右側⇒肩ー胸ー背中」

腎臓』は「水色=腹ー腰ー脚付け根」

等々何らかの信号を発します

ー ー ー

内臓は無意識の運動神経=自律神経に支配されていて

痛みを感じる知覚神経の分布が少なく

不具合の警報を鳴らす普通の痛み-警告・防御機構(⇒知覚神経による)

が鈍くしか反応しません

たとえば

「喉もと過ぎると熱さを忘れる」というように

食道,胃は温度感覚に鈍くなっています

とくに

肝臓、膵臓、腎臓、脾臓はその機構が無いに等しいのです

その補いとして

内臓を支配する自律神経が皮膚の知覚神経とリンクして

「痛み警告信号」を発するシステム内臓体性反射です

まとめ

内臓は自律神経を介して不具合を知らせる内臓体性反射という防御警告システムを持っています

このシステムは体表の皮膚に痛み「警告信号」を発するだけでは無く

各内臓関連の筋肉にも繋がり警告ー防御を発するようになっているようです

次は各論として

腎臓・肝臓・膵臓の内臓体性反射=痛み警告信号を臨床経験に基づき説明していきます

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