和柔-呼吸エクササイズNo2
『ま・に・ね』発声顔舌-腹式-呼吸法
声を出し
同時に
顔と舌を動かし
深呼吸をする体操
⇒吸気は鼻からお腹を膨らますように!
◆声を出すことで
⇒声帯、嚥下の舌筋を刺激
●顔とアゴを動かすことで
⇒のど首のリンパ腺を刺激
⇒唾液腺、耳管をも刺激
■舌を動かすことで
⇒後頭ー環椎(C1)の上部頸椎を刺激
◆声と●顔,アゴと■舌を
同時に動かすことで
五官(器官)を刺激し
五感の改善を目論んだ
呼吸エクササイズです
**五官⇒眼,耳,鼻,舌,皮膚の5つの感覚器官
**五感⇒視,聴,嗅,味,触の5つの感覚
表情筋と舌筋のエクササイズ
「声」と「顔」と「首すじ」を
一度に緊張(=運動)させることで
顔面の筋肉と神経と五官を刺激します
『まあ↓』
顔の表情図 舌の位置図
◆発声
「まぁ↓」と音を下げながら引っぱります
◆表情
(顔の表情図)
上々図(顔の表情図)の様に
口を大きく丸く開け
目尻を下げて
上図の表情筋の
青線部を緊張させます
◆舌の位置
上図の様に
舌を平たくし奥へ引きます
◆目的
目的①最大開口で表情筋を動かす
ホホの弛みを矯正
目的②最大開口で目尻下げる
目下の弛みを矯正
目的③最大開口で舌を奥へ引く
内耳と耳管を刺激
開口と舌引きで顎関節が最大に動く
ことで
耳管が刺激されて
内耳の内圧が調整されます
大きな’あくび’をした時
”耳が通る”のと同じ原理です
⇒詳しくは後日このブログにて
『めまい・ふらつき』の件で解説します
目的④最大開口で口角を挙げる
唾液腺の耳下腺を刺激
口角を挙げると表情筋の咬筋が緊張し
耳下腺(上図参照)を刺激する
ことができます
p.s.⇒唾液腺やリンパ腺は
筋肉を動かす刺激で機能が活性します
目的⑤最大開口で顎関節を動かす
A.顔面神経と三叉神経を刺激
(下図-絵の上絵参照)
最大開口することで
顎関節の咀嚼ー舌骨上下筋が刺激されて
顔面神経、三叉神経の
神経筋ー促通が活性化します
B.耳下のリンパ腺を刺激
(上図ー絵の下絵参照)
顎関節の咀嚼ー舌骨上下筋の
収縮運動によって
耳下リンパ節の流動がなされます
p.s.⇒全身のリンパ循環は
筋肉の運動刺激で流動,循環が
なされるように創られています
『にイ→→』
顔の表情図 舌の位置図
◆発声
「にィ→→」と
高めの音で引っぱります
◆表情
表情筋の青線部を主に緊張させて
上図-顔の表情図&舌の位置図の様に
下アゴを突き出し”笑顔”を作ります
眼は目尻を外方に引きます
◆舌の位置
上図-舌の位置図の様に
平たく縮めます
上図青線部は口を開く働きをする
舌骨上筋群です
舌の位置の「仕方 ①と目的①」
青線部の筋肉(舌骨上筋=顎二腹筋)を
笑福亭仁鶴のエラのように
横に張っぱるイメージで緊張させると
舌は平たく縮みます
舌の位置の「仕方 ②と目的②」
また、
青線部の筋肉(舌骨上筋=顎二腹筋)を
笑福亭仁鶴のエラのように
横に張っぱるイメージで緊張させると
上図○印→のど首の筋(スジ)
舌骨下筋がスジ張ります(重要)
◆目的
目的①舌骨上筋を緊張させることで
唾液腺ー顎下腺と舌下腺&リンパ節を刺激
舌骨上筋を動かすことで
リンパ節及び唾液腺が刺激され
唾液の分泌が促進
免疫細胞や口腔内の善玉菌も
活性化します
目的②舌骨下筋をスジ張らすことで
耳下から首すじのリンパ腺を刺激
上図ー下絵⇒耳下から首すじの
リンパ腺を刺激することで
気道や食道の免疫細胞が活性化されます
目的④肩甲舌骨筋をスジ張らすことで
肩甲舌骨筋を緊張させる
筋肉の物理的刺激で
頸動脈,静脈の流動を調整し
脳圧を下げる調整ができます
⇒これは’のぼせ’や’顔火照り’をおさめる自浄作用です
『ねぇ→→』
顔の表情 舌の位置
◆発声
「ねぇーねぇーねぇー」と
「ねぇ音」を押し出すよう
発声します
◆表情
口を横にひらき下アゴを突き出します
鼻口の両サイドに深く皺をつくります
◆舌の位置
鼻先を舌先で舐めるように
強く突き出します
おもに上図○印部を緊張させて
舌を上げるのですが、
ここが弱ると
舌は常に下方に下がり、
外観(見ため)
のど部は下垂し
メリハリの無い
’のぺっとした’喉元に見えます
⇒この舌を突き出す運動は
とても重要な目的があります
⇒舌動作として前に突き出すだけでなく
左右万遍なく動かしましょう
◆目的
目的①甲状舌骨筋をスジ張らすことで
喉頭蓋部(のど奥部)が刺激される
喉頭蓋の食道と気道口を
開閉させる機能が活性し
誤飲、誤嚥の予防がなされます
⇒この機能が低下すると
睡眠時無呼吸症候群の発生率が上がります
目的②口を横にひらき下アゴを突き出すことで
表情筋・舌骨上下筋に
強い筋緊張が成され
顔面神経と三叉神経、
耳下と喉もとのリンパ節、
及び
耳下腺、顎下腺、舌下腺の唾液腺は
より刺激を受け活発に働くようになります
目的③舌先を左右に動かすことで
顎関節の靱帯を刺激し
顎関節の開閉時の
カクカク音状態を改善する
期待ができます
目的④舌先を強く前へ突き出すことで
あたま付け根の後頭下筋群が
刺激され
血流の促進が促される
ことによって
後頭神経や末梢脳神経の活性化
が期待できます
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