横隔膜が内臓に熱エネルギーを供給している!
内臓の代謝を促す“原子炉⇒心臓”と“送電所⇒横隔膜”
夜間の体温維持で命を繋ぐ!
恒温動物である我々は、体温36.5°C~37°Cで、
全ての器官,組織が円滑に機能できるようにつくられています。
たとえば、胃腸での消化,吸収、肝臓での解毒,分解-合成{代謝}、
腎臓での老廃物や余分な塩分の排泄、等々の機能は、
「深部体温37°C」が最も円滑に働く温度です。
その体温(熱エネルギー)を生み出しているところは筋肉で、
身体を動かすことで発熱-発電させています。
「動きこそ命!」
では、体を動かさない睡眠中は、
どのようにして熱エネルギーを作っているのでしょう?・・・
それは、
日夜稼働している心臓と横隔膜が担っているのです。
主に心臓が
鼓動することで熱を発生-発電させます。
いわば心臓は「原子炉」みたいなモノです。
横隔膜は、
その熱エネルギーを腹腔内の臓器(胃腸・肝臓・腎臓等)に、
体液,組織液を介して供給します。
いわば「送電所」みたいな存在です。
この説明ではイメージしにくいでしょうか・・・!?
⇒下図の解剖図を見てください。
<上図⇒横隔膜を挟んで上に心臓・右に肝臓・左に胃~小腸、大腸>
このように、解剖学的な観点でも、
横隔膜の上に心臓があり、右に肝臓、左に胃、後ろに腎臓が
位置しています。
この位置関係がすごく大事で、
横隔膜が肺を上下に動かす呼吸運動と、心臓の鼓動とが、
一体となって波動を起し体液-組織液にその波動を伝えます。
それを通して各臓器が熱エネルギーを受け取り、
胃は消化作業、肝臓は代謝作業、腎臓は尿-生成作業、等々の
仕事をすることができるのです。
鼓動(心臓)・波動(横隔膜)こそ命!
漢方では『気』・『血』・『水』の流れ促すことが『元気』!という概念があります。
( WAJUは『気』=自律神経・『血』=血液循環・『水』=体液,リンパ循環と考えています )
漢方で横隔膜の存在を知っていたのか否かは存じませんが、
お腹を緩め内臓の体液循環を促す『ツボ』は沢山あります。
それは、まさしく迷走神経から横隔膜に反射反応を促す『ツボ』なのです。
このことから、
『水』を促す原動力は横隔膜!と言い換えられるのではないでしょうか。
和柔整体では、皆さまを『元気』に導く最重要ターゲットを横隔膜と定め、
『ぷるタッチ反射術』で、いろいろな痛みに取り組みます。
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