ふくらはぎ(第二の心臓)が弱った!

コロナ禍で衰えた筋力Ⅲ

4,5年前までそうでもなかっのに… 

冷房の部屋に居る

全身が冷えるだるい、、

起床時,腰、膝、足が固まっている

少し長く座ると腰、膝が伸びない

足がむくみ,だるい、あし指がつる

それは、

運動不足でふくらはぎの筋力が落ち

全身のリンパ循環が滞っています

実は『ふくらはぎ』はリンパ循環の主ポンプ

上水道である血液循環では

心臓という立派なポンプが

1分間に60回も70回も収縮(心拍)して

夜も寝ないで働いています。 

しかし、下水道のリンパ循環は、

筋肉の動き=運動が原動力です

とくに下腿の筋肉=『ふくらはぎ』が

ポンプの主役

リンパ,体液を循環させています。

このリンパ管&リンパ節では、

大きな老廃物や細菌,ウイルスを

リンパ球(免疫細胞)が処理しています。

免疫細胞の活動の場

⇒リンパ球(免疫細胞)は主にリンパ管内で細菌やウイルスと戦っています

それは

「ふくらはぎ」のポンプ力が落ちると

免疫力も落ちるということです。

もう一つのリンパ循環ポンプ主役は横隔膜です「横隔膜は心臓の次に重要」も参照ください。)

運動不足がリンパを澱まし腎に負担が!

歩かない、走らない、

家事労働は機器がする・・・、

仕事は座ってする…、

そこにコロナがやって来ました…、

そして椅子に座っている生活

以前よりもっと多くなってしまいました…、

今や足腰は弱り「ふくらはぎポンプ」は

可動不足が著しい状態です。

そうなれば、

血液、リンパ,体液循環は澱み

ドブ川状態に成っているやもしれません…。

それは

濾過装置である腎臓に

負荷を強いることになります。

朝から足が何となく浮腫んでいる…、

起床時しばらく腰、膝が伸びない…、

夏なのに夜中に足が冷え,つる…、

いま、

このような状態が起こっていませんか!? 

これは腎臓が疲弊している証拠であり、

脳がこのままだと

未病から病気に成りかねないぞ!

何とかしなさいや!!

警報、警告信号を鳴らしています。

次にこんな問題も↓  

冷房の冷えが自律神経を乱す!

体温調整が乱れる⇒胃腸が乱れる

前述で、

運動不足がふくらはぎのポンプ力を落とし、

血液,リンパ循環力を低下させると言いました。

次は『冷え!』です。

夏場は冷房で足が冷えます

これは,

毛細血管に入り込んでいる自律神経

を乱す不具合問題を作ります。

我々は

体温を36.5°C~±0.5°C

に保つ恒温動物です。

その温度調整は

皮膚表面の毛細血管を拡張させて、

汗が蒸発する際の気化熱で、

毛細血管から血液全体を冷やすことで

体温を下げます。

体温を下げることは

冷房で冷やすことではなく

汗を蒸発させることにあります

だから、扇風機のなま温かい風でも

体温を下げることができます。 

この発汗による体温調整は、

自律神経が行なっています。

首の付け根、手首、足首

そのセンサーが有り

常に温度を感知しています。

しかし、温度センサーの情報に従わず

必要以上に冷房クーラーで

身体を冷やし過ぎると

どうなるか? 

脳は

自律神経の交感神経を興奮させ

腕、脚の毛細血管を収縮させます

これは

全身の血液循環を悪くさせること

に繋がります。

それは

末端は冷え、

体幹深部は熱をこもらすこと

に成りかねません。

自律神経の調整力が弱い

お年寄りは、

室外は暑い、室内は寒い、という

家屋環境

調整力がついて行かず

身体を悪くする結果に成りかねません。

とくに、

この状態でダメージを受ける内臓は胃腸です。

足(ふくらはぎ)を冷やすこと

自律神経の調整力が落ち、

交感神経が興奮する状態が続くと

胃腸蠕動運動は機能ダウンします。

そこに

冷たい飲料水やビールを飲み過ぎると

覿面(てきめん)に

下痢や便秘が起こります。

は免疫細胞の最大の活動の場です。

その環境が悪くなるということは

全身の免疫力が低下するということです。

そうなれば

感染症にも罹りやすくなるでしょう。

もっと怖いことに

癌が定着しやすい身体になります! 

ふくらはぎの冷え

こんな因果まで繋がるとは

思ってもなかったことでしょうが

しかし、事実です!

対策は

一番は有酸素運動です。

30分のウォーキングがリンパの澱みを解消させます。

二番は下肢ストレッチ&筋トレです。

スクワット、WAJU流=しゃがみ屈伸,正座ストレッチ,蹲踞(そんきょ),四股(しこ)

三番はふくらはぎを冷やさないことです。

レッグウォーマーでの保温、夏場は毎日の入浴で足湯を5分(湯温度42°C)、冬は風呂から上がる直前に、ふくらはぎに冷水を掛け、再度,肩まで湯船につかる、を三回繰り返す。

四番は施術を受けることです。

ふくらはぎから全身のリンパ循環、血液循環、ツボを捉えた自律神経循環を考慮した的確な施術を受けて自己治癒力を向上させましょう。

総括

エコノミークラス症候群ってご存じですか?

海外旅行へ出かけた若者が

機内で肺塞栓症に罹患し

何ヶ月も帰国できない・・・。

この様に飛行機の狭い空間に

何十時間も座らされ、

水分,ミネラル補給を怠ると、

元気な若者でも

ふくらはぎの静脈にできた血栓で

肺や心臓や脳の血管を詰まらせ、

簡単に重病人になってしまいます。

今、コロナ禍の三年を家に閉じ込められ、

運動を怠ったってしまった

我々のふくらはぎは、

これに似た状態が

密かに,知らぬ間に進行しています。

エコノミークラス症候群のような

劇症的反応はしませんが、

リンパ,体液循環が滞って、

全身の神経活動や筋収縮活動が鈍り、

膝痛、腰痛、股関節痛の関節問題だけでなく、

便秘、腹部膨満感、

胃痛,胃もたれ、

腎臓、等々、内臓にも不具合を起します。 

それは漢方で言う気・血・水の滞りです。

足の冷え・足のむくみ,だるみを

軽んじると

思わぬ落とし穴が待ち構えていますよ。  

ー * ー

コロナ禍で衰えた筋力Ⅳ は

『座る筋肉が衰えた!腰方形筋と腎臓

をお届けします。

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