『身土不二』食養生の大原則

【和柔ー食養生のコラム】No4

『身土不二』ってどういう意味?

身(しん)⇒人の体

土()⇒人が住む土地、環境

不二(ふじ)⇒二物ではなく互いに影響し合う 

つまり

「人の体は住む土地の環境によって作られている」

という意味です

『身土不二』の起源

仏教の経典から由来していて

古くから世界各地の人々によって

共有されてきました

例えば

古代ギリシャの医学者ヒポクラテスは

「人は自分が住む土地の環境によって健康状態が左右される」

と説いています

住む土地で人も食物も変わる

アジア系の人種で観てみますと

寒冷地のモンゴル草原に住む放牧の民は

羊、山羊、馬の乳や肉を食し

北極圏の民は

アザラシ,セイウチ,クジラなどの肉や脂肪を食します

おのずと

大柄で肉付き(脂肪付き)がよく

日光の恵みが少ないため肌が白くなります

一方

熱帯地方のフィリピンやインドネシアの民は

甘みの多い果物(バナナ、パイナップルなど)や

豊富に育つ葉野菜を食することができます

体格や肌は

小柄で浅黒い肌を持ち,暑さ湿度に適応しています

南北に長い日本でも

沖縄の民は小柄の人が多く浅黒い肌を持ちますし

アイヌの民は肉付きがよく比較的大柄の人が多いようです

◆温暖な地域では

体を冷やす効果のある果物や野菜が育ち

暑い気候に対応できるように人々の体質も変化していく

人は甘い果物や水分豊富な葉野菜を食し

肌の色が黒褐色で発汗のよい皮膚になる

◆寒冷な地域では

体を温める効果のある食材が育ち

寒さに耐えられるように人々の体質も変化していく

野菜はジャガイモなどの根菜類や肉類が食材になり

人は筋肉と脂肪がついた大柄な体格になる

国,地域で食文化は違う

島国で周りが海の日本では

独特の地域環境に置かれ

魚介類の海の幸、山菜類の山の幸に恵まれた日本は

独自な食文化が根付き

日本人の心や体にも独特な遺伝子が形成され育まれました

◆日本の食文化

米,雑穀と魚介類と

漬物、味噌、醤油、納豆など塩、麹で発酵保存させた発酵食

昆布や煮干しや鰹節を使った出汁

そして旬の食材、季節感を大切にする独特の食文化です

欧米の食文化

小麦と肉と乳製品と脂の食文化といえるでしょう

地中海沿岸では

オリーブオイル、魚介類、野菜を使った料理が特徴です

フランスでは

チーズ、ワイン、パンなど伝統的な食文化が発展しています

イギリスは

肉料理、魚料理、パイなどボリュームのある料理が特徴です

アメリカは

ハンバーガー,ピザ,ホットドッグなど多様な食文化が混在しています

食で心身が変わる

日本人

一般的に(むかしは・・・)小柄な体格で腕や胸の筋肉量は少なく

脚,お尻(下半身)の筋肉がしっかりしていて

性格は、温厚で謙虚さを重視し控えめですが

芯は粘り強く、我慢強い人種と思います

昆布やワカメなどの海藻を

確実に栄養分解するため腸が長いのも日本人の特徴です

しかし

小麦、乳製品を遺伝子レベル的に分解,吸収する

小腸の力が弱い体質があります

(戦前まで小麦、乳製品は食していなかった為でしょう)

欧米人

一般的に大柄で

上半身も下半身も大きな筋肉を持ちパワフルです

しかし

脂肪が付きやすく肥満タイプの方が多いようです

性格は、自分の意見を積極的に主張し

感情表現が豊かで喜怒哀楽を表情や声で表現なさいます

ここまでのまとめ

人は住む土地や環境、食材によって

遺伝子レベルで身体を変化させ適応し

子孫に繋いできました

これが身土不二の考え方です

そして食養生の大原則です

その法則を違えると

遺伝子レベルで,心身に反発、抵抗、拒絶が起きる

おそれが有る思います

今、現代人は『身土不二』を再認識すべきでは

今、現代社会では食料の流通がグローバル化し

世界中から様々な食材が手に入るようになりました

しかし、このグローバル化が

環境問題や食の安全性に大きな課題となっています

そして、もっと重大な課題は、

我々日本人の体は

食材のグローバル化」にまだ適応し切っていない

という問題です

アメリカ産の小麦やトウモロコシ

ヨーロッパ産のチーズやヨーグルトなどの乳製品には

個人差はありますが

遺伝子レベルで拒絶反応(アレルギー反応)が多くの方に残っています

これが戦前、戦中まで無かった

症候群や疾病として我々を苦しめている現実があります

いま『健康を勝ち取る』という観点で

「身土不二」の考えに基づき、従い、

6,70年前までごく普通に食していた日本の食文化に戻す

という必要性を感じてなりません

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