【和柔ストレッチ・エクササイズ】
相撲取りが最初に行なう稽古は
股割り、四股、鉄砲
柔軟力をつけ怪我を予防する基本の稽古です
スポーツだけではなく
生活するに於いても
筋肉や関節をなめらかにすることは
怪我をしない最大の予防策!
それは病気の予防にも繋がります
さあー!みなさん
WAJUストレッチを覚えて
怪我、病気に備えましょう!
ストレッチの目的
目的①姿勢矯正体操
疲労して縮んだ筋肉を伸ばすことで
各関節や背骨の可動域を正常化する柔軟体操
左右一対ある骨格筋のバランスを考え
ストレッチすれば
自身で出来る姿勢矯正体操になります
目的②気血水の流れを促す
◆体液循環向上
⇒手足の筋肉が柔軟になれば
末梢,末端の血や水が流れ
循環,代謝が向上します。
◆心肺機能向上
⇒体幹の深部筋肉が柔軟になれば
呼吸が深まり心肺機能が向上します。
それは気血水の滞りが正されること
自身で行なう経絡治療です。
ストレッチの3原則
呼吸を止めない
筋肉に酸素を供給することは
一番大事なことです。
基本的に、
運動時の努力呼吸法⇒鼻吸い口吐き呼吸法
で行ないましょう
やさしく緩やかに
強い力、速い力は禁忌です!
反射神経の反応許容範囲を越えてしまい
安全装置が働かなくなります。
肉離れや腱の部分断裂の恐れがあります。
p.s.⇒「反射」については
【ぷるタッチ反射術の『反射って何?』】
で詳しく解説しています。
ぜひ一読してください。
③関節の中間位置が最適
関節中間位置とは?
脚でいえば
膝関節を最大に曲げた位置と最大に伸ばした位置の中間を指し
腕でいえば
肘関節を最大に曲げた位置と最大に伸ばした位置の中間を指します
その位置は
関節作動筋-拮抗筋の相反反応、協力筋-支持筋の相互反応が
神経反射レベルで一番釣り合いが取れる位置なのです
たとえば 上図
「しゃがみ込んで荷物を持ち上げる動作」で
股-膝-足の各関節屈曲位置が中間の時に最大筋力を発揮します
それは各関節を曲げ伸ばしする
作動筋⇔拮抗筋の釣り合いバランスが反射反応的に
一番最適に取れる位置が関節-中間位置なのです
P.S.⇒この反応に関しては少し難解です。 ぷるタッチ反射術の反射って何?と
膝関節痛-総論-の「筋肉の収縮様式の分類」を参照頂ければと思います
とにかく、
理屈抜きで申しますと
『関節を伸ばしてストレッチするより
少し曲げて行なう方が効きます!』^^ok
ストレッチと筋トレと呼吸法
ストレッチと筋トレの違いを定義付けると
ストレッチは
使いすぎて硬く疲労した筋肉を元に戻す目的の体操
筋トレは
筋肉を大きく強くする目的の体操です
そして
その目的意識を変えるだけで
一つの体操がストレッチにも筋トレにもなります
たとえば「スクワット」という体操でいうと
しゃがみ負荷の力加減
その姿勢の取り方
負荷を掛ける時の呼吸で
陸上100走の無酸素運動に使う筋肉の筋トレにもなるし、
登山のような有酸素運動で疲労した身体を癒やすストレッチにもなります。
特に呼吸の仕方で
無酸素運動の筋トレか、有酸素運動のストレッチか、
筋肉⇒心身に及ぼす影響まで変化させることができます。
それともう一つ
呼吸の”マインド=意識”を変えれば
『一点に集中する=今その瞬間に集中する』
⇒ストレスを解放に向かわすマインドフルネスにもなります。
上述しましたこのストレッチング基本概念に基づいて
これからいろいろな和柔体操(エクササイズ)を
紹介していきたいと思います。
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