’膝頭’が真っ直ぐ挙がらない脚
柔道選手やサッカー選手の歩き方を見て
独特の歩き方をする方が多いことに
お気づきではありませんか!?
老人性のO脚とはまた違ったO脚を有してる問題で
『若年性O脚』(WAJUの造語)と
勝手に名付けているのですが
この若年性O脚を放置しておくと
下半身の筋肉量が落ちる六十歳前後頃に
膝関節にギクシャク感の症状が出てきます
『歩行で外回りする膝』について観察してみましょう
『外回りする膝』ミスアライメント・メカニズム
膝頭を真っ直ぐに挙げる2つの筋肉
その筋肉は
[1大腿筋膜張筋]と[2縫工筋]です
1大腿筋膜張筋と2縫工筋が正常に働くと
膝関節と下腿骨を真っ直ぐに曲げる(膝関節ー屈曲ー)ように
調整しながら動かします
膝頭が外回りするミスアライメントは
この2筋肉の引っ張りバランスが崩れると
膝関節と下腿骨に
捻れと傾きのミスアライメントが起こります
それは
[2縫工筋]の筋収縮
によって
下腿骨(脛骨)が
内転 -内旋に引っぱられる
ミスアライメントを起します
負担が掛り痛みの出る所は
そうなると下図
(a) or (b) or (c) のどこかに負荷が掛かります
(a) 内側半月板と内側側副靱帯の間隙
(b) 後十字靱帯と脛骨の付着部
(c) 外側半月板と外側側副靱帯の間隙
特に負荷か大きく痛みが出やすい所は
下腿骨の内旋の捻れと
内転の内ブレミスアライメント
が大きく掛る
(a)内側半月板と内側側副靱帯の間隙です
対症療法では治らない
この状態に陥った膝痛を
痛みだけを追いかけて
半月板や靱帯にアプローチする対症療法をしても
痛みは、また再発します
痛みを根本的に止めるには
大腿筋膜張筋と縫工筋のアンバランスを
矯正・調整するしかありません!
まとめ
各論1「O脚」の件でも話しましたが
膝がわるくなって
その膝周辺を治療しても完治はしません!
この「外回りする膝」も
体幹インナーマッスルまで考慮した治療と
総合的に筋肉を鍛える必要があります
自身の状態を把握し衰えた筋肉を
自身でもコツコツ鍛え直し
調整していかなければ
近い将来「O脚」のステージに陥るでしょう
老化は’あし’からです
和柔整体では的確な施術と運動指導をさせて頂きます
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