〜膝の曲がりを止める“影の支配者”と足首の深い関係~【ひざ痛/各論6】
正座ができないのは「膝」だけのせい?
「昔は普通にできていた正座が、いつの間にか苦痛になった」 「膝がひっかかって、最後まで曲げられない」
正座ができない状態は、各論5で解説した「走れなくなった膝」のさらに先のステージです。膝を深く曲げようとすると激痛が走るため、多くの方は「膝の関節が壊れてしまった」と考えがちです。
しかし、WAJU(和柔整体)の臨床経験から言えば、正座を止めている“真犯人”は、膝の裏に隠れた小さな筋肉と、意外にも「足首の硬さ」にあります。
今回は、正座を取り戻すためのカギとなる「影の支配者」について、イラストで詳しく解説します。
第1章:膝裏の小さな支配者「膝窩筋(しつかきん)」
膝の裏側には、一般的にはあまり知られていない**「膝窩筋」**という小さな筋肉があります。
この筋肉は、ダッシュやストップなどの激しい動きを支える「影の司令塔」ですが、ここが硬くなると、膝全体の動きにブレーキをかけてしまいます。さらに、膝裏を補強している**「斜膝窩靱帯(しゃしつかじんたい)」**も一緒にガチガチに固まってしまい、膝が物理的に曲がらない状態を作ってしまうのです。
【イラスト図解1:膝裏のブレーキ「膝窩筋」と靱帯】

◆ 膝裏の小さな筋肉【膝窩筋】と【斜膝窩靱帯』が膝関節の曲がりを止めている!
- 膝の裏側に斜めに走る小さな筋肉【膝窩筋】
- そのすぐ下にある、膜のような靱帯【斜膝窩靱帯】
- これらがギュッと縮こまって、膝が曲がるのを邪魔している
第2章:痩せやすくサボりやすい「内側広筋」
膝の表側に目を向けると、太ももの内側にある**「内側広筋(ないそくこうきん)」**という筋肉が重要になります。
この筋肉は、膝を最後にピーンと伸ばし切るために必要ですが、実は**「最も痩せやすく、鍛えにくい」という困った性質を持っています。 膝裏の「膝窩筋」が硬くなると、この「内側広筋」もうまく働かなくなり、筋肉が痩せて細くなってしまいます。筋肉が痩せると、そこにつながる「内側膝蓋支帯(ないそくしつがいしたい)」**という大きな靱帯も柔軟性を失い、正座を拒む壁となってしまうのです。
【イラスト図解2:太もも内側の弱体化と靱帯の硬直】

**膝を正面・内側から見た図**
- 太ももの内側の筋肉【内側広筋】は、外側の【外側広筋】に比べて「サボりやすい、痩せやすい筋肉」
- そこから膝のお皿の内側を通る大きな靱帯【内側膝蓋支帯】が「突っ張って、曲げるのを拒否する」
第3章:正座の復活は「足首」から始まる
意外かもしれませんが、正座ができるようになるための最大のポイントは「足首」にあります。
足首が硬く、足の甲を真っ直ぐに伸ばせないまま無理に正座をしようとすると、そのしわ寄せがすべて膝に集中し、膝関節をねじるような負荷がかかります。 「足首が硬いままのごまかし正座」は、膝をさらに壊す原因になるのです。
まとめ:膝を和ませ、足首を解く
正座を取り戻すためには、膝だけをグイグイ押すような治療は逆効果です。
- 足首の可動域を広げ、足の甲がスムーズに伸びるようにすること。
- 膝裏の「膝窩筋」と太もも内側の「内側広筋」の連携を取り戻すこと。
- 硬くなった靱帯(斜膝窩靱帯・内側膝蓋支帯)をやさしく和ませること。
WAJU(和柔整体)では、独自の「ぷるタッチ反射術」で膝裏の深部からアプローチし、関節の“遊び”を復活させます。
「もう一度、お葬式や法事でも困らないように正座ができるようになりたい」 その願い、WAJUと一緒に叶えませんか?まずは硬くなった足首を解きほぐすことから始めましょう。



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